うつ病夫とアダルトチルドレン妻の日常

うつ病の夫をもつアダルトチルドレンの妻と子供&愛犬の日常を綴ったブログです。

神様からのプレゼント

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今回は【毎年のように思い出す事】に登場する登山好きの前彼について書こうと思います。

www.pandanoblog.com

 

登山好きの彼とは結局お別れしたのですが、私はその人と婚約していたので、彼の両親に会いに行くために飛行機のチケットまで用意していました。

 

2週間後、彼の両親に会いに大阪に行くつもりで山登りから帰ってくる婚約者を待っているところでした。

 

結婚したら会社も辞めるし、今の夫とは会わなくなる。

 

ご飯も食べられるかどうか心配だけど、今だけでもきちんと食べて体重を増やしてほしいと思っての行動でした。

 

でもなぜか天から声が下りてきた感があって。

 

あなたはこの人(今の夫)を助けなきゃだめですよ~的な声が聞こえて。

 

その声が聞こえたその日に私は飛行機をキャンセルしました。

 

そして登山好きの婚約者にお別れの電話をしたのです。

 

「ちょっと私、病人の世話をしなきゃならなくなったから、ごめん」と。

 

今の夫には「付き合って」とかその時点で言われていたワケではありません。

 

勝手に私が判断してそうしてしまったのです。

 

数少ない友達は全員、何てことしたんだと激しく反対しました。

 

お断りをした婚約者は実家が大阪でいくつも事業展開をしている次男。

 

就職先なんて地元に帰ればいくらでもある状態の彼は、いつも余裕で趣味の山登りを楽しんでいました。

 

そんな底抜けに明るい彼に憧れ、この人と結婚すればきっと楽しい人生になると思って婚約をしたのです。

 

彼のご両親との顔合わせまで2週間。

 

ごはんを食べに来る今の夫はうつろな目で痩せています。

 

スポーツマンで明るく元気で行動力もあってユーモアもある婚約者とは正反対。

 

でもなぜか私は廃人と化している今の夫を、健康で仕事に励む前のような姿に戻してあげたいと思い、婚約を破棄してしまったのです。

 

婚約者は私に急に別れを告げられ、共通の友人に泣いて報告したそうです。

 

暫くは取り乱していたようですが、数カ月で落ち着いたと聞きました。

 

私が今の夫と付き合い始めてからは本当に大変でした。

 

こちらの元気を全部吸収されるというか、引き込まれるというか。

 

「殺してくれ」という彼を慰め「寝ないでくれ」と言われれば一晩中付き合ってビデオ鑑賞。

 

徹夜で会社に行き仕事をこなし、ご飯を作って食べさせる。

 

その繰り返しで2年が経過した頃、だんだんと夫は元気になりました。

 

そして2年の間に言葉はなかったけど、たぶん結婚するなと感じ私が一言。

 

「結婚するなら今年か4年後のどっちかにしてもらえる?」

 

その当時、細木数子の占いを完璧に信じていた私は大殺界前の今年か大殺界明けの4年後の結婚を希望しました。

 

彼が「今年結婚する」と言ったので半分脅しのような感じで結婚。

 

前途多難で始まったその結婚が間違いではなかったと分かるまでに時間はかかりませんでした。

 

登山好きの前彼は私たちが結婚した年の10月、交通事故で亡くなったのです。

 

まだうつ病だった夫に、前彼の葬儀に行くと言うとうつが酷くなると思い葬儀には出席しませんでした。

 

それでも心の中では『最後のお別れに行けなくてごめんね。〇〇さんの分まで絶対幸せになるからね。』と言いました。

 

機能不全家族に生まれ、アダルトチルドレンとして生きづらさを感じ続けた私に、神様が一つだけプレゼントをくれたのだと思いました。

 

自分の家族をもち幸せになる事を誰よりも望んでいた私は、この結婚を絶対に幸せにしなければならない。

 

人生の課題だと思いました。

 

神様が私にくれたこのプレゼントは宝物になりました。

 

決して与えてもらうプレゼントではなく、自分で作り上げる課題をプレゼントして貰いました。

 

あの天からの声を聞いてから13年、廃人のような姿で私の前に現れたうつ病の夫にも感謝する日々。

 

あなたがあんな姿で私の前に現れてくれなければ、私は今頃未亡人だったかもしれません。

 

子供も授かっていなかったかもしれません。

 

こんな幸せな毎日を過ごせていなかったかもしれません。

 

パパ、本当にいつもありがとう。