もう一度自分をやり直してみよう

失われた10年を取り戻そうとする40代主婦のブログです。

「女の子のお母さんは10歳からは家庭に入りなさい」

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私の母は私が9歳の頃までは喘息が酷くていつも具合が悪そうでした。

 

なので積極的に遊んではくれませんでした。

 

体が弱くて家に居るけどヘビースモーカーで酒乱。

 

ずっと口癖は「は~貧乏は嫌だ!」でした。

 

父の収入はただでさえ少ないのに酒代とタバコ代が半端ない。

 

今私が大人になって分かる事は、両親はお金がなかったのではなく、使い道が間違っていたのだと思います。

 

なんで火をつけて燃やして煙を出すだけのものを毎日何箱も吸うのだろう。

 

なんで飲んでオシッコになってトイレに出すだけのお酒を浴びるように飲むのだろう。

 

金がない金がないと言いながら、どうしてそれらをやめられないのだろう。

 

母の口癖は「飲まなきゃやってられない」「お母さんタバコやめたら死んじゃう」でした。

 

なんか子供心にイヤだったのだけは覚えています。

 

他のお母さんとは違うなと、ただそれだけは感じていました。

 

うちの母は私が10歳の頃から外で働き始めました。

 

自分で小料理屋のようなスナックのようなお店をやり始めたのです。

 

その頃ちょうど体の変化と心の変化が激しい頃で、とても不安定だったのを覚えています。

 

友達との人間関係も大人びてきて、学校での勉強の事や自分の体の悩みなどがあり、とにかく不安定でした。

 

その頃から母が外で、しかも夜から朝にかけて働くスタイルになりとても寂しかったのを覚えています。

 

夕方4時過ぎからは忙しく、派手な服に着替え、厚化粧をして5時には家を出ます。

 

6時から店を開けて帰宅時間は決まっていなく、お客さんが帰り次第後片付けをしてから自分も帰るので、母が家に着くのは朝3時か4時だったと思います。

 

もちろん母は起きてこないので会話はなく、朝ごはんもなく、3時頃学校から帰ってきて話しかけてもちょうど忙しい時間。

 

なんかとても寂しかった。

 

母は店の事ばかり気にしていました。

 

体が大きくてしっかり者に見えていた私は、そのイメージを崩す事ができず、必至で母が夜居ない寂しさに耐えました。

 

本当は夜働いてほしくなかった。

 

なんでスーパーでレジとかしてくれないんだろう。

 

なんでヤクルトレディーとかしてくれないんだろうって。

 

友達のお母さんは昼の仕事を選んでいるのに、なぜなんだろうって。

 

母は若い頃から美人でモテたそうでプライドが高く人に使われたり怒られたりするのが耐えられなかったのだと思います。

 

中卒で独身の頃から雇われママとして働いていたので金銭感覚がおかしくてプライドだけは高かった。

 

「時給数百円の仕事なんてやってられない」とよく言っていました。

 

私はお金じゃないと思うんです。

 

私がライターの仕事を始めた時なんて、3000文字の記事を仕上げるのに4時間もかかって1000円でした。

 

時給なんて250円で良い方でした。

 

子供と一緒にずっと居られて、たとえ時給250円でも稼げるなんて幸せだと思いました。

 

子供がまだ小学生なんだから、昼の仕事にしてくれてもよかったのにと。

 

母子家庭ならまだしも、父は普通のサラリーマンです。

 

妻が夜お店をやる事に抵抗がなかったのだろうかと、そこも疑問です。

 

普通の家族とは考え方が違うのが我家だったのだろうと。

 

両親が居ながら家庭という機能が崩壊していた機能不全家族。

 

お金が足りない足りないって、酒ばっかり飲んでるから足りないだけですよって、あの頃の両親に言ってやりたい。

 

私が10歳の頃に母が外で働き始めた事について、私なら娘が10歳になってもその選択はないなぁと思いました。

 

そんな時ある1冊の本に出合いました。

 

諸富 祥彦さんの『女の子の育て方』という本です。

 

その中には女の子のお母さんは10歳からは家庭に入りなさいと書いてありました。

 

なぜかというと、女の子は10歳頃から胸のふくらみや初潮、勉強が難しくなる時期に友人関係も複雑になり、恋愛まで入ってくる事がある。

 

その時期の男の子より数年成長が早いので精神的に一番不安定になる時期だからだそうです。

 

私の母はちょうど私がそのような悩みを抱え始めた頃に外で働き始め、朝まで帰ってきませんでした。

 

まるでダメな子育てをしたと思われる母。

 

こんな私が出来上がりました。

 

本当に実体験としてですが、かなり寂しくて不安定で、母の事が信じられなくなりました。

 

その頃私は母の事を自分で見限ったのを覚えています。

 

もうこの人には頼らない。

 

一人で生きていかなくちゃと思ったのです。

 

その頃もし母が私とずっと一緒に居てくれたら、今母に対する気持ちは違っていたのではと思います。

 

母は私が20歳になるまで10年間そのお店を続けました。

 

20歳の私はすっかり大人になり就職しても里帰りもしない娘に成長していました。

 

そして子供が生まれても、一切母を頼りにしないママになりました。

 

私は、娘が10歳から18歳くらいまでの間は静かにそっと見守り、どうしてもだめな時には手を差し伸べてあげられるママになりたい。

 

優しい言葉をかけたり励ましたりしてあげたい。

 

そう今から意気込んでいるのでした(*´▽`*)