私は怒られると萎縮するタイプである。
怒られるとやる気が無くなるタイプでもある。
そしてバレエのレッスンではその影響がもろに出るのである。
今まで10年以上指導を受けてきた先生が、股関節の手術のため他の先生のレッスンになって4カ月。
この4カ月、私のバレエは格段に上達した。
自分でも分かるくらい、体型も変化し、バレエのテクニックも上達した。
代講の先生は明るくておおらかで、細かい事は気にしない性格。
その先生になってからは一度も怒られる事はなかった。
バレエの技術は確かで、実際にやって見本を見せてくれる人。
しっかりと見本を見せてくれる事が、こんなにバレエの上達に影響を与えるのかと思った。
今までの先生は、口頭で指導してくれ(怒る)、簡単に順番を手や足で見せてくれる感じ。
それでも問題なくバレエができていたと思っていたのですが、違いました!
圧倒的な美しい見本を見せられると、脳が刺激され、自分もそのように動けるのです。
上手な人が目の前に居るという事は、これほど影響が大きいのかと思いました。
人間は目で見て脳に刺激を受け、音を聴いて心が動き、体を通してその感情を表現できます。
踊りでは音楽もとても重要です。
明るい曲なら弾むように動け、優雅な曲ならしなやかな動きが自然とできてくる。
怒られないようにと、振りを間違わない事だけに集中して踊るより、もっともっと重要で、むしろそっちの感情が先で後から身についた技術がついてくるのだという事も分かりました。
もう何年もバレエをやっているのに、気づくのが遅くて(+_+)
それでもこの年でそこに気づけ、また新たな目標をもって趣味を楽しめるという事がどれだけ素敵な事かと思いました。
何かをする時、気持ちや脳で考えている事がほぼ体に出るという事から考えると、どの分野においても、子供を指導したり、育てたりする時に怒るという事が悪い事のように感じてきて・・・。
良い見本を見せ続ける事に集中し、こちらも技術や表現力を磨く必要があると思いました。
今回の事は子育てするうえでも、とても勉強になりました。
そして先日、私のバレエの先生が復帰しました。
今までにないくらい体の調子が悪そうでした。
あんな辛そうな先生を初めて見ました。
バレエは4カ月休むと本当に大変なスポーツというか芸術です。
毎日の努力が重要なのだと実感しました。
そして今日は週に一度のヒップホップの日。
バレエと違った感覚で思いっきり体を動かせるヒップホップはちょうど良い息抜きになっています(*´▽`*)
今日は夏休み中の娘と一緒にスタジオに行く予定ですが、カッコいい姿を見せられるだろうか(;^ω^)